企業概要

ALITECSは、日本の半導体産業が衰退していく中で、その再興に役立つ成功事例を作るべく設立されました。

半導体ウェーハEB検査装置（EBI）やウェーハ外観検査装置（BFI）の概念設計、並びに簡易OPCを事業としました。
そして、簡易OPCの開発にあたり、世界最先端レベルのモデルベース光学モデルを開発しました。
さらに、そのモデルの応用として、D:DBマスク欠陥検査システム（Computational Inspection）に焦点を絞り、少数精鋭で基礎的な研究と小規模の外販をスタートしました。

そのような中で、ビジネスを展開する中、一部上場メーカーV社が半導体製造装置事業への参入を目指しており、ALITECSのComputational Inspection（計算機検査）技術が評価され、ACISの採用が決定されました。
一方で、市場ではレガシー分野のマスク欠陥検査装置が寿命を迎え、買い替え需要がある一方で、新たなサプライヤーが求められていました。
そこで、V社がハードウェアとマスク検査装置全体のインテグレーションを、ALITECSが最先端技術であるACISをそれぞれ分担して開発し、新たなマスク欠陥検査装置として上市されました。

このように、レガシー分野に最先端の計算機検査（Computational Inspection）システムを持ち込む試みは成功し、計算機検査システムを提供するALITECSのビジネスモデルの基礎が確立しました。
現在、ALITECSは次なる目標として「世界の先端に通用する事業」を掲げ、レガシー分野での検査装置のみならず、最先端検査装置の分野にも参入すべく準備を進めています。